非常用発電機の負荷試験費用の計算方法と費用例

非常用発電機の負荷試験を行う場合は、負荷試験の専門業者に依頼するのが一般的です。

その際に防火管理者や消防法における総合点検の担当者にとって気になるのが、概算の費用です。

しかし非常用発電機の負荷試験の費用は、さまざまな条件によって変わるため、どの程度が妥当な金額なのかがわからないことが多いようです。

そこで容量別の基本価格と費用の計算方法、そして概算の費用例についても公表します。

目次

非常用発電機の負荷試験を行う費用の計算方法

非常用発電機の負荷試験は

  • 発電機の容量
  • 発電機の設置場所

によって必要な費用を計算します。

実際には現地調査を行うか、電話で発電機の容量と設置場所の情報をお伺いして正確な費用を出します。

その費用の根拠についてもご説明いたします。

発電機の容量

‌発電機の容量によって、費用が変化します。

容量が大きくなればかけるべき負荷が大きくなるため、模擬負荷試験機の台数が多くなる、もしくは大型の模擬負荷試験期が必要になります。

それに伴い機材の搬入や搬出にも手間がかかるため、発電機の容量が大きければ大きいほど費用が高くなります。

発電機の容量ごとに、標準価格がございます。下記、表にまとめていますのでご覧ください。

発電機容量電圧標準価格特別価格
kVAkWV
40kVA以下32kW以下220\10,0000以下お問い合わせ下さい
80kVA以下64kW以下220\10,0000以下お問い合わせ下さい
125kVA以下100kW以下220\10,0000以下お問い合わせ下さい
150kVA以下120kW以下220\10,0000以下お問い合わせ下さい
200kVA以下160kW以下220\15,0000以下お問い合わせ下さい
250kVA以下200kW以下220\15,0000以下お問い合わせ下さい
300kVA以下240kW以下220/440\15,0000以下お問い合わせ下さい
350kVA以下280kW以下220/440\20,0000以下お問い合わせ下さい
400kVA以下320kW以下220/440\25,0000以下お問い合わせ下さい
450kVA以下360kW以下220/440\30,0000以下お問い合わせ下さい
500kVA以下400kW以下220/440\30,0000以下お問い合わせ下さい
625kVA以下500kW以下6600\30,0000以下お問い合わせ下さい
750kVA以下1000kW以下6600\50,0000以下お問い合わせ下さい
1750kVA以下1600kW以下6600\60,0000以下お問い合わせ下さい

(単位:円 消費税別)

発電機の設置場所

発電機の容量で費用が変わる「容量別価格」に加えて、発電機の設置場所によっても費用がことなります。

非常用発電機の設置場所まで模擬負荷試験期の搬入して試験を行うのですが、模擬負荷試験機は重量や大きさがあり搬入が容易ではありません。

搬入時にエレベーターが使えない場合や、幅の狭い非常用階段、もしくは屋上などに設置されていてハシゴでの機材の搬入になれば、その分手間がかかり追加の費用が必要です。

さらに非常発電機の設置場所と模擬負荷試験機を搬入場所が遠い場合には、両者をつなぐケーブルの長さが長くなりますので、その分追加 のケーブル費用が発生します。

非常用発電機負荷試験の費用例

正確な費用については直接問い合わせいただきたいのですが、過去の実績においての費用を掲載しますので参考になさってください。
 

ケース1 北九州市オフィスビル

150kVA/220V 発電機

180,000円(税抜)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ケース2 福岡市病院

145kVA/220V 発電機

170,000円 (税抜)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ケース3 福岡県施設

115kVA/220V 発電機

150,000円 (税抜)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

正確な費用についてはお問い合わせください

ここに掲載した概算の費用例は、あくまでも費用例の1つです。

容量別の費用表も参考にしていただきたいですが、容量や設置場所によって費用は増減します。

正確な費用は現地調査や電話でのヒアリングをしなければわかりませんので、お気軽にお問い合わせください。

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